9月26日に、町田市都市農政議員懇談会農業視察研修に参加しました。
最初に向かったのは、#薬師池公園 にあるJA町田市育苗センター。
写真の200マスのトレーに肥料を入れ、種をまいて、水をやるのですが、人がやると5分かかるところ、播種ラインを使えば10秒と大幅な時間短縮。セットされたトレーは、養生室で発芽させて、ビニールハウスへ。ハウスの中では、扇風機が回っていて、その風が適度に刺激を与え、しっかり根付くということです。水やりは機械ではなく、人の手で、冬場は水を温めてからまくそうです!
苗の需要は多くなっており、近隣の農家さんさんだけでなく、市外から来る方も増えているとのことです。農業者を苗作りでサポートしています。
次は、小野路にある町田市農業研修農場へ。
2010年から、「自ら耕作できる技術を持った人材」育成を目的とした2年間の研修をしており、年間13名募集、現在までに112名が研修を受けました。研修や援農ボランティアを育てる事業を請け負っているNPO法人たがやすの事務局長斎藤さんは、20年ほど前に #生活クラブ の仲間と町田の農業を守るために市民として何か出来ないか、と援農からスタートしたそうです。
子どもたちの農体験受け入れなど、町田市の #都市農業 を支えているお一人です。
その研修を受け、町田市認定新規就農者となった #佐藤農場 さん。
小野路、野津田、三輪など6ヶ所の畑をご夫婦お二人で経営しています。野菜セットの個人宅への配達、キッチンカーでの焼き芋販売していますが、経営安定のためには、宅配も増やしつつ、干芋などの加工品も広げて行くことが課題だとのこと。
最後は座学。
東京農業会議の青山会長と、相原事務局長から、東京の農地のこと、関連法案等のお話を聞きました。都市農業振興基本法、生産緑地法、都市農地貸借円滑化法などなど、1mmくらいしか理解出来ていませんが、やはり後継者支援や相続税軽減などまだまだ課題が多い、ということはよく分かりました。
食の安全性や食料自給率の低さ、CO2削減などを解決するには、地産地消を実現させることは必須です。