地域コミュニティを活発にするには

成瀬の南第3高齢者支援センターが主催する「成瀬ささえあいのまちづくりミーティング」に、時々参加しています。

自治会・町内会、放課後のスポーツクラブを運営している団体など、地域の方が集まっています。地域の課題をテーマに意見交換をしていくなかで、まずは自治会の課題を洗い出すことになりました。

「若い世帯や子どもが参加したくなるような活動」、「地域に顔見知りを増やしたい」、「災害時の不安が大きくなってきた」、「自治会や自主防災組織の活動を多くの人に知ってもらう」などがありました。

「災害情報収集伝達&コミュニケーション演習 DICE」をやってみた!

5月31日、町田成瀬ケアセンター「そよ風」で、この「演習」を体験しました。様々な「情報」の書かれたカードと、「情報が必要な状況」が書かれたカードを持って、「本部」といくつかのグループに分かれ、トランシーバーを使って情報提供し合い、マッチングさせていくゲームです。「情報」をどう伝えるのか、もらった情報をどう整理し、「状況」とどう合わせていくかを判断します。

不慣れなトランシーバーを使いながら、初めて会った人と協力し合うのは、ゲームとはいえリアルな防災訓練だと思いました。
今後、地域のオリジナルカードを作成する予定があり、デザインをお願いしている和光大学の先生と学生たちも参加して、小学生から高齢者など、あらゆる世代が一緒に楽しみ、盛り上がりました。

いまはメールやSNSなど、文字でのやり取りが多くなっていますが、伝える側の思いはそのまま受け止めてもらえているでしょうか。文字情報は時に歪んだ印象を与えることもあります。直接話せば、伝わっているか確認でき、微調整もききます。それでもずれることもありますが、一番確かな方法なのかもしれません。

町田市では、いま法政大学と地域コミュニティの未来について共同研究していますが、こういったゲームも、新しい地域コミュニティづくりのヒントになると思います。ぜひみなさんの地域でも!